僕と暮らそう

歌詞

星の見えるビルの上 スーツ姿の男が 飛べず大声で泣いた 同じ頃恋人達 公園で寄り添い合い 愛の口づけを交わす 携帯電話の音が うるさいと怒鳴りつけて 殴り合う若者達 社宅の小さい部屋で 黙り込む両親を 知らずに夢見る子供 それぞれの生活の中 同じ時を過ごす人など そういないさ 人の行き交う街の片隅で 君を見つけたあの日 だから長い黒髪が僕の頬に触れて 君の笑うリズムで 揺れるのを眺めること 帰り道コンビニに寄って 二人で持った買物袋さえも 特別な重みを覚える この優しさのない街で 僕と暮らそう 仕事に追われながら 寝る暇もない夜に ビルの隙間狭い空に 君がベランダに立つ 姿を思い浮かべる この月が見えているかい? 数知れぬ愚痴言い訳 渦巻く都会の中で 君の笑顔だけが 信じられる唯一のもの 離したくない 洗濯物が風に揺れて その下には君の鼻歌 青空に飛行機雲 昼間からソファで抱き合い 二人肩で息をする瞬間さえも 特別な気持ちに思える どんな傷も君の為に 力にしよう だからこれからの二人を語ろう 狭い湯船に浸かったまま のぼせてる赤い頬 未来などどうにでもなるさ 誰に反対されていても これだけ人の多いこの街で 君を選んだのは決して偶然じゃない どこにでもあるような街で 僕と暮らそう