孤独が肩を叩く 不思議と心地良い どこかでこれを望んでいた 6等級の灯りと 秒針のリズムと ひとつの心音で出来た部屋 寝静まった夜の底へ 沈んでゆく 幸せを待ちくたびれ 笑えない夜が増え 静かな悲鳴が 溜息と踊る ミッドナイトサーカス 演目は「僕」だけ どんな歪も美しくて みっともないと笑う 嘲けた歓声は 「僕」を彩る黄色 誰かの意思で動く 糸でつながれた そこに僕の意思はない 無駄なように見えて 全てが少しずつ 意味を持っているようだ 同情なんかいらないさ 認めてくれればいい 空っぽで満たされてく 三日月が笑う ミッドナイトサーカス 劣等感を抱いて 落ちる涙が美しくて ちっとも価値を計らず 値踏みした鑑定団 僅かな光を見落とした 終わるにはまだ惜しい 朝に向けて舌打ちを 綺麗事が綺麗なうちに 溜息と笑う ミッドナイトサーカス 演目は僕だけ どんな歪みも美しくて みっともないと笑う あざけた歓声は 僕を彩る黄色 ミッドナイトサーカス 今は踊ろうぜ 笑う奴に鏡を向けて きっと足元から 世界は変わるんだ 僕は僕だけのヒーロー