僕らを遠ざけたすれ違いは 僕らを繋ぐための近道だった この日この瞬間のために 生きてきただなんて思える時が きっと僕にもくるのかな なんて想いを焼き払うように 太陽は高く昇っている なんとなく寂しくなった 油性でできた痛みは 丁寧に洗っても落ちにくい だから一緒に連れていこう いつか愛せるその日まで手を繋ごう 僕らを遠ざけたすれ違いは 僕らを繋ぐための近道だった 聞き慣れた愛しい声が 正しい場所へ僕の手を引くから ちぐはぐばかりで出来上がった 世界だから時間をすり減らして 僕らは近づいた 心を見透かされないように 単純な僕だったからさ 生きる意味だなんて思ってしまう 君は気づいてないだろな 些細な会話や笑った顔に どれだけ救われていることか 同じことを思ってくれたら僕は 君と出会えたんなら 濁った景色が鮮明になる 目と目が重なった瞬間 世界が無重力になって 時が止まった そばに居るだけ、ただそれだけでさ 僕の鼓動と時間が加速していく うまく伝わらないもどかしさも 少しの憂いを帯びて僕を見てる ちぐはぐばかりで出来上がった 世界だからあの日の君の言葉は 僕を貫いた 心の壁は崩れた 想いを乗せた言の葉が 揺られて落ちて水面を揺らす あの日あの瞬間だったんだよ 君が頷いてくれた瞬間 喜怒哀楽を分かち合えることが 人をこんなに強くすると知ったよ 僕らを遠ざけたすれ違いは 僕らを繋ぐための近道だった 聞き慣れた愛おしい声が 正しい場所へ僕の手を引くから ちぐはぐばかりで出来上がった 世界だから時間をすり減らして 僕らは近づいた 心を見透かされないように