柔らかな⽩い翅よ 今はもう、そこでおやすみ ⽬が覚めた空の下、照る光は あなたの為じゃないのだから 求められているのは ⽣かされているのは 夢想揺らし塞いだ殻と 知らずに何を⾒るのか なんて綺麗な茜空だろう その意味も知ることなく 翅を広げて 麗しく、愛おしく 奪われていく ⽣きていてくれと、ほざいて ⼿を伸ばし求めている その内側など⽬にもくれず 誰かの糧に明⽇を迎える その美しさに その儚さに ⾒惚れていたのだ 柔らかな⽩い翅よ 今はもう、そこでおやすみ ⽬が覚めた空の下、照る光が あなたの為じゃないとしても 届かないでしょう