遠くの景色がきれい 誰もいないみたい 夕暮れ、人ごみ、冬の呼吸 止まらない日々を刻んでいく 寒いからと重ねたものは 透明な、黒さ 溢れる言葉の全てが 消えて無くなればいい そう言って煙草に火を灯す夜は 足音が五月蝿すぎた 遠くの景色が消え 大人になるらしい 雑踏に目を向けたけど つまらないからやめた 早世を望むのはきっと 気付かれたくない為の嘘 イメージの中で笑っても 意味はないだろ? 救いのない唄ばかり歌う 夜も明けるからと 笑った 君を殺したいよ それも明日には消えるのかな 滲んでいく 僕はただ見ている 貴方を 夢を 今を 嘘とかホントはどうでもいい どうせここでしか生きられない 綺麗なものは何もいらない 昨日なんて、ない 溢れる言葉の全てを 掬い、歌にしよう そうして 死んでしまう前に 「ありがとう」と言えるように 冬枯れ、響くイエスタデイ その音が途切れるまで 煙草の火が消えぬように 今、足音を響かせて