あの時みたいに嘘はつけない 君の嘘は僕を愛したこと 僕が目を瞑れば君が芽を摘むから 叶わない恋になった 恥ずかしくなる昔の写真 今もまだ残る無価値なトーク 数と相性は反比例 意地っ張りな僕だった このまま君と繋がるため 自分を騙した記憶と既読スルー 懐かしい声がする 夏らしい音がする バレバレだった別れの理由と カレカノジョだったふたりの記憶を 今でもまだ忘れない夜 君が僕を裏切る様子 君の嘘は君を守る嘘 僕の嘘も君を守る嘘だった ありのまま君に伝えてたら ありすぎる文句も言えてたらな 空の体にさえも嘘をついて また泣いていることはなかったかな あの時君がいなくなって 部屋に篭って曲を書いた 最後のお節介 正解のない答えなのになぜか間違い バラバラだった二人の呼吸と 時々ふたりになれた感覚を 今でもまだ忘れない夜 君が僕を裏切る様子 意味のない嘘になる