夕暮れ刺す朱 ちと、寂しげなタイヤの群れ 「じゃあね」って交わす紅葉達の シルエットまでの一生 名前も知らんから ちと、言葉にも出来んようで 刹那で変わる紅葉達の シルエット 律の調べ 石仏待つ朱 ちと、背伸びするそいつの影 「さぁね」って交わすだけの会話 シルエットまでは一緒 天井知らんから ちと、想像に過ぎんようで 刹那で変わる紅葉達の シルエット 律の調べ 凸面鏡 錆びた一つ足 街角 割れた万華鏡 その反射と笑う女の子 街風でふわり鏡面が 舞う 舞う 舞う 舞う 鏡面が舞う 夕暮れ刺す朱 ちと、寂しげなタイヤの群れ 凸面鏡 錆びた一つ足 街角 割れた万華鏡 その反射と笑う女の子 街風でふわり鏡面が 舞う 舞う 舞う 鏡面が舞っている 舞う 夕暮れの朱 乱反射 露出した鉄の肌 薄天井の中 秋風でふわり舞う万華鏡 時すら染まる朱 帳を下ろす朱