この街の成長なんて興味がないから 俺はただ記憶の中で明日を夢に見る 「そうだ、夏か」 遥か遠のいてゆく 飛行機雲は戻らねぇみたい 深く眠りにつく木漏れ日 歩く道無き道 季節の怒号と喝采に 滅入る暑中見舞い 涼を揺さぶっている水狂言達 空に消えて尚、影を産み落とす 半袖の幻影、水色が 「懐かしいね」と唄うから やるせなく炎天を拭って俺は夏風で 今日も人知れずあの日のように 泣き笑っている 「努努変わるな!」って声は 今も季節の中 常々思うが記憶なんてものは瞞しだ 「思い出せたら」 君は言ったけれど 贈る言葉なら 間違っちゃいないだろう 過ぎ去った風景 転がった日々に余白は無いみたい 熱を帯びている思い出には 壊れた約束 「今日も暑い……」 「努努変わるな!」って声は 今も季節の中 常々思うが記憶なんてものは瞞しだ 「思い出せたら」 君は言ったけれど 贈る言葉なら 間違っちゃいないだろう 「努努変わるな!」って声は 今も季節の中 常々思うが記憶なんてものは瞞しだ なんて 間違っちゃいないだろう?