群青溢れる街まで 金属製の巨大な渓谷を超えて アタシは透明な気分 会えない人みたい気分 車輪の軋みが煩いな 呵責の晴天 終わらないな 街の時間が動き出している 曖昧な感情で アタシまだ透明気分 或いはまだ 会えない人の気分 最終列車の予定まで 流線型の緻密な世界の日陰で 知ったようになる 涼しさで眠るまで 帽子の行きたい場所なんて 瞬き、瞬く数秒だけで 忘れてしまうから 街の時間が動き出している 曖昧な感情で アタシまだ透明気分 或いはまだ 会えない人の気分 見える目的地の至らなさだって 思い出までも 瓦解しては反芻する街の中で アタシまだ透明気分 或いはまだ 会えない人の気分