闇に飲み込まれる前に 僕はそっと目を覚ました 深い森の夢を見ていた 耳に残る鴉の声 鈍い身体 軋んだ音 朝を拒む心が吐いた 持て余してた明日が 突然消えてしまいそうだ 「大丈夫だって まだ」 惑わせないで 愛してたって胸を張っていたいから このまま貴方の手を掴んでいたい 見えなくなってしまう貴方が 愛しくて。 季節を捲る指の先で 触れた肌が愛しかった 傷で描く心が晴れた 極彩色の華が唯一の色を知った時 満たされなかった意味を知ったの 惑わせないで 愛してたって胸を張っていたいから このまま貴方の手を掴んでいたい 消えてくれない 貴方の声が このままじゃ「さよなら」 出来ないから 貴方の夢 忘れないわ 見えなくなってしまう貴方が 愛しくて。