誰かが落としたからっぽが そこかしこにころがって それを蹴って遊ぶ子供たちの からっぽの笑い声 あまりにも空が青いから 仰ぐ気にもならないや 胸に空いた穴に手をやって からっぽの呻き声 廻り回って目が眩んで 未来に立って立ち尽くして 当たり前に生きてる奴らが どうにも憎い どうかしてるね あの娘の笑顔もからっぽだ 僕らの心もからっぽだ 夢の中身もからっぽだ 嗚呼 空しくて 叫んでも空はからっぽだ 描いた未来もからっぽだ この世界全部からっぽだ 嗚呼 何も無いんだよ 巡り巡って足がすくんで 未来を待って待ちくたびれて 当たり前に笑ってる奇跡が どうにも憎い どうかしてるね 何もない今日に泣いても 埋まらないんだよ 何も無い自分を恨んでも 揃わないんだよ 廻り回って巡り巡って 未来なんてありはしないって 当たり前の事だったんだよな 全部ぜんぶ 廻り回って目が眩んで 今に立ってる立ち尽くしてる 当たり前を失くして初めて 気づくなんてさ どうかしてるね