今まで温めてきた 大切な心の種が 大きくなり始めた頃に 小さな恋も芽吹いた 待ち続けていた想いは 双葉になり四葉になり 春にはその日差しを受けて 綺麗に花が咲くだろう だけど 初めての恋は誰にも 告げることが出来ずに 蕾のまま 膨らむことを躊躇ってる 淡いピンクの菫 紫色を隠し淡く染まる 風に揺られて今日も 摘まれる日をただ独り待っている 淋しい夜はいつでも はしゃいでみせる小さな花を 愛しい人よ気付かずにいて 花びらが落ちてしまう きっと 降り注ぐ大粒の雨 体中に受けたら 二人の距離も 何もかもを越えて行くから 淡いピンクの菫 苦しい程に君は赤く染まる これが最後の恋と 踏まれぬようにただ祈り続けてる 淡いピンクの菫 どうかどうか私を見つけ出して 涙一つ見せずに 散り行く日まで笑って咲き誇るの