夢のような時間が 花火のように 咲いて 散った 使い古された言葉だ だけどこの状況は 今の私を的確に表している 散った煙は抗って もがいていたとしても 風に流されて消えるだけ 結末は何も変わらない そんな私はその結末に向かって 指をくわえて何もできずにいる 誰かと一緒に時を過ごしても 切なさが心の全てを埋める 大切に思う君が 遠く離れた場所へ行く その事実とその理由を覆す何かを 私は何も持っていなかった この痛痒い思いは 蚊に刺されたように 時が過ぎれば消えていく 衝動を抑えるために 刺された場所を掻き毟って 跡に残る傷になったとしても いずれ時間が経てば消えていく そんなもんだということを知ってる だけどその傷の治りが 早いのは若い時だけ 年を重ねる毎に 傷の治りは遅くなる 心に刺さったこの痛痒い思いは いったいどこまで続くんだろう 為す術がないまま ただ風に流されて 地球の塵になった気分だ
