この関係を精算して友達に戻ろう そういって僕たちは別れたけど この未練にまみれた感情を 持ったまま 君とどうやって 接したらいいかわからない たまに交わす言葉はあのときのまま 優しくて居心地のいい時間が 流れてるのに 分厚い透明のアクリル板が 目の前にある 僕は水槽に閉じ込められた 水族館のくらげだ 君は誰かと手を繋いで 僕には聞こえない会話をしている 何の話をしているのか 想像するだけで胸が締め付けられて 未だに失った 者の大きさに苦しんでいる なにかあったら気軽にいつか 連絡してね っていうけど すぐには 返信をくれない君の温度差を 過去と重ね合わせて痛感する 今は二人ただの知り合い 遠い関係が苦しい だから僕は一歩どころか 10歩以上君の後ろを歩いていないと この水圧に耐えきれずに 死んでしまう 君がいるその深さに 僕はついていけないまま 浅瀬で波に流され浮いて揺らめいて いるんだ それなのにたまに君は現れて 僕の心を縛り付ける 優しく包むように それを拒むことなんて できるわけもないから 君に酔ったまま 「連絡くれてありがとう」 と感謝を伝えるの いなくなればさみしくて 死んでしまう だけどもどかしいこの距離で話す 言葉が ささくれを引き抜くようにただただ 痛い いつか君は誰かと結ばれて この友達と表現する関係も終わる その時に僕はどこにいるんだろうか 冷たい深い水の底に潰されて 沈んでいるんだろうか
