窓を伝う雨の雫も 起き抜けのコーヒーの味も 一日経てば忘れてしまうなら 無駄なこと 大好きな君が主役の 映画のような夢を見たが 明日になれば 忘れてしまうなら 見たくはない どうして僕の頭は 次々に景色をなくしていく 大切な人でさえ あんなに抱きしめた君なのに その温もりを もう思い出せない 僕はこの手で確かに君を 記憶は冷たく凍りついて 扉閉ざした部屋の中に一人 君を連れ去り探せないように 遠く隠した 離れた日からいくつの 夜を越えてきただろうか 写真を破り捨てたことを今更 後悔してる どうして僕の瞳は 君を捉えることができない この街のどこかで 君が最後に言った言葉の 中に潜む可能性を探す 懐かしい歌流れる場所で 愚かな僕が許されるなら もう一度巡り会って愛したい それまでにもう少し男らしくなろう そんなこと思うよ 百年の歳月が流れて 君の全て忘れてしまって 思い出さえも 残っていなくたって この細胞のひとつひとつが もらった幸せの色を忘れない そう思えたらまた明日もなんとか 生きられそうさ