AWA

木通を嗤ふ

Track byIDONO KAWAZU

380
9
  • 2021.10.16
  • 3:10
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歌詞

逃した魚の丈、嘆いてみれば 揺れる水面を覗き込んていた 流る木葉見て何を想うさあね 御塩は少々と粗目はわんさと 一晩、漬け置いて染み込ませ 一切有情属することも叶わず 唯、不貞寝しているだけ それでも「いいよ、いいよ」 判っていますとも言葉足らず 単調な調「いいよ、いいよ」 照準を合わせ、狙えども 届きそうもない場所でも 目配せ通らんせ彼方は降参ね 貢もないなんて良い御身分ね 仏も天神も居ないみたい 堪忍せよ、背水は日常よ 合鏡の何番目かに誰のお顔が 映りましょうか心地悪さだけ 鬼火の如く・・・・・ゆらり 燃ゆるは嫉妬心蝕むは猜疑心 半端な愚痴なんじゃ潰えない 兎にも角にも、外は混戦状態 浮世なら踊るだけ ただ細く続くこの道に一寸の 陽射すことがなくなってでも 頼るべき事はないと思うほど 「愚直」ではいられないけど 闇雲の末に映したこの爬虫も 破滅の手引きも終りの詐称も それなりに蹴り飛ばすために それでも「いいよ、いいよ」 無様な生き様を嗤ってくれる なら本望「いいよ、いいよ」 散々な己が身こそが 史上最大級の謎でも 見渡せ通らんせ此方も降参ね お菓子もないなんて別の噺ね 運も才能もない模様 勘弁してよ夜は未だ騒がしい 猫も杓子も大盤振舞 精神も保たないね仏も天神も ないと言うのならば倩連ねて ひたひた浸りて圭々鳴くだけ

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