上空へ向かって高く伸びてゆく 街路樹はいくつも 枝分かれを繰り返して 真上に広がる澄んだ秋空に まるで手を伸ばしてるようだった 水平線の先 広がる世界は どこまでも ずっと続いてるように思えた 僕等はどれだけの人に出会い どんな景色を目に写すのだろう 果てしなく続くこの道の先は 蕾へ向かってるかな 未来が この手を引く力が衰えようとも 無限にシナリオがあって たった1つだけを選んで 相変わらず まだ僕らは迷っているんだ 後悔を数えて 「でも同じだけ きっとその逆もある」って 言い聞かせて また次の未来へ そっと目を閉じた先に佇んだ 少年は 僕を不思議そうに見つめていた その瞳の中に映る人は 君が思い描く姿だろうか 何一つ分からないでいた 怖いもの知らずだった僕なら 迷いや疑いもなく 前に進んで来れたのに 底知れぬ欲望がいつも僕らを手招く 場所に待っているのは 永遠の孤独だとしても あえて飛び込んでいくんだ 心がもっと疼く方へ 迫り来る運命も きっと僕らの手の中で 変えてゆくんだ 変えてゆくんだ 無限にシナリオがあって たった1つだけを選んで 相変わらず シナリオ通りにはいかないけど 後悔を数えて 「でも同じだけ きっとその逆もある」って 言い聞かせて また次の未来へ さぁ 答えのない 新しい未来へ