きっと方法はいつでも たった一つと分かってはいて いっそ振り返るだけの思い出だと 割り切れたら ほんの少しの意味を持って 同じ音を奏でよう 変わりゆく日々のまにまに ささやかな夢を見よう 色褪せた記憶の 手直しはもう必要なくて 今新しいチケットを 握りしめて改札を抜ける ひらりひらりと 舞い上がった落ち葉が 乾いた風に流されて 次の春を目指す 数えきれない違いを持って また此処から始めよう 離れて過ごした時間も 鮮やかな色を纏う ほんの少しの意味を持って 同じ音を奏でよう 変わりゆく日々のまにまに 高らかに響かせよう ささやかな夢を見よう