古着屋で買った帽子 安くてとってもかっこよーい なかなか思い通りにいかない日々も この帽子で誤魔化すつもり カビの生えた服を捨てて 床に濡らした雑巾をかけて 鏡の前で帽子を被る 帽子を被る 近所を歩く まるで違う誰かになったみたい 知らない記憶が脳みそに入り込む 僕が消えて別の誰かになっていく 夕日が沈む 脱ぎたくても脱げない帽子 汗ばんだ肌に食い込み 血が出る 出そうとしても出ない声 中にいる誰か早く出てって 思ってた未来 願ってたことと違う 違う 違う 違う 分かってたどこか 黙ってた悪魔 今 まさに 僕を 襲う 思ってたいつか 願ってたことが叶う 叶う 叶う 叶う 戻ってく時計 怒ってる悪魔 今 まさに 僕を襲う 助けを求め夜の街歩く 帽子のせいで前がよく見えない 小さな段差に転んでジーパンが 破れる 膝から血が滲む 人々は僕を見て見ぬフリ どこにでもいるオカシナ人の1人に なってしまっただけのこと 僕だってきっと無視してた あ、あれは友達の杉山 おーい、助けてくれよ! 助けてくれない 誰も僕を つまづきながらも歩道橋登る 電車の音が痛みをかき消す ここから飛べば楽になれる ドスンと落ちた でもまだ生きてる 終わった終電 始発を待つ 思ってた未来 願ってたことと違う 違う 違う 違う 分かってたどこか 黙ってた悪魔 今 まさに 僕を 襲う 思ってたいつか 願ってたことが叶う 叶う 叶う 叶う 戻ってく時計 怒ってる悪魔 今 まさに 僕を襲う ゴー ゴー ゴーゴー ゴー ゴー ゴー ハハーハハー ゴー ゴー ゴー ゴーゴー ゴー ゴー ゴー ハハーハハー ゴー