なんの取り柄のない僕はいつも 下向いて自信なさげに歩んでいた 誰かを守れる人になりたいって 1人心の中で思い続けていた そんな時に 魔法の ステッキがあったら 空を飛んで ワープして 今まで見たことない 景色を見れるかな 炎を纏ったドラゴンも 僕の水魔法には敵わない トロールだってケルベロスだって メじゃない ちっぽけで頼りない僕に 大きな力貸してくれないか 魔王だって倒せるくらいの 力があれば君を守れるかな 異世界転生の主人公みたいな ライトなノベルの世界に憧れて どんな魔法でも思いのままで 勇者みたいな存在になりたかった そんな時に 魔法のステッキがあったら なんでも思い通り そんなバカな幻想だけど 抱いてもいいかな 炎を纏ったドラゴンも 僕の水魔法には敵わない トロールだってケルベロスだって メじゃない ちっぽけで頼りない僕に 大きな力貸してくれないか 魔王だって倒せるくらいの 力があれば君を守れるかな もしも僕に力があったら 何をするんだろうな 夏の大三角形にも手が届くのかな 空を見上げて地を踏みしめて 手を伸ばすんだ 青く澄んだ空を飛べたなら 七色の虹を描きに行こう クレヨンで下手くそに描いた あの日のように 変わりたい今があるなら 理想の明日を描いてゆこう まだ見たことのない景色を 君と見られたらいいな
