月の光、陽の陰り

歌詞

夜明けの月が消えた 久遠の闇の終わり 隠した棘も 焔の中に 白日 晒されて 嗚呼 常闇の世界へと いっそのこと 堕ちてしまえばいいのに 花びらを指でちぎって 吹きすさぶ嵐に投げ捨てた 光こそ 影のうつし絵 染まれ 空へ 崩れ行く宿命(さだめ) 裏か表か 月読の呪詛(いのり) 水底の牢獄で 何を願えばいいの 仮面の下に隠した その祈りさえ届かない 嗚呼 逢魔ヶ刻 待ちわびた 漆黒へと 溶けてゆけたらいいのに 真実がこの胸を突く 夢うつつの世界 切り裂いた 荒れ狂う 波に任せて やがて 全て 失うとしても 嘘か実(まこと)か 泡沫の叫び 蝕まれてゆく意識の狭間 感情も衝動も消えゆく 穢れ堕ちるなら 孤独の果てに 疑いさえ無い月夜に 花びらを指でちぎって 吹きすさぶ嵐に投げ捨てた 光こそ 影のうつし絵 染まれ 空へ 崩れ行く宿命(さだめ) 裏か表か 月読の呪詛(いのり)