「あの頃は良かった」 と言い続けるのにも飽きて 投げた 靴の方向に歩いてみることにした 初めてが減っていく まだ大人だと認めたくないのに 憧れと恋心 幻想は幻と知った 気付かずにいられたなら どんなに幸せだったのかと あの頃に閉じこもり 時の流れさえ無視した 切なさに酔いしれて何もが 綺麗に見えすぎた “私だけの神様”と 思い込んでいたらきっと 大事なものが見えなくて何も 分からなくなる 置き去りの感情は 治せない傷のようだった このままで居たい、なんて ありえない夢を見続けた 確かにあなたはそこに居て 確かに私はここに居た 間違いだらけで進んだ 好きな人がいた あの頃はもう来ない でも未来は作れる