恋情は宙を 舞い隠したばっかの瞳孔を 拡げていた、 実情は 仕様もない出来事ばっかの映像には 飽きていた、 恒常は卒となく 幸せばっかの構造でありたかった、 想像は 早々に不合理ばっかの幻想に 塗れていた。 僕の目は強く潤んでいる、 あなたの手は遠くを指し光る、 その存在と道理、 遠く遠くては見えない、 なのに遠くは僕を目指し光る、 あなたの手は手を指しかねている、 逸れかけていく、 どうしてあなたは 僕じゃないだろうに。 突っ切って、吹っ切って、 好きって、爛れる。 拭って、直ぐって、想像しないで、 嘔吐く。 あぁ、腐りきった僕の経常、 舐め腐った僕の正常に、 絡まって降った当の感情は、 「好き」 以外でなんていうのだろう。 恋情は宙を 舞い竦んでばっかの足底を 揺らしていた、 行動は卒となく 幸せばっかの生活に続いていた、 実際都合の良い 仮止めばっかの 想定とは合っていた。 想像が早々に降り出すみたいな 現実に呆れていた。 遠くの方であなたが呼ぶ、 あなたの手は未だによく光る、 その存在はとうに遠くの物では 無くなる、 なのに僕はまだ日々を詩にしてる、 あなたの眼に陽が差し込んでいる、 本当はどうだっていいんだ、 どうして全部が嘘に見えるのかは。 勘ぐって、謀って、 完成しないで終わる。 殴って、謗って、 昏倒しないで居れる。 愛せないは僕の態度。 不合理を指さす態度。 「誰だっていいんだ、 だって本当はーー」 ららら 突っ切って、吹っ切って、 好きって、爛れる。 拭って、直ぐって、想像しないで、 嘔吐く。 あぁ、腐りきった僕の経常、 舐め腐った僕の正常に、 絡まって降った当の感情は 何だろうな。 突っ張って、千切って、 即効性で落ちる。 腐って、でもって、 存亡次第で嘔吐く。 それだけが普通の態度。 濁りを飲み下す態度。 簡単じゃないな、当の感情は。 不思議と面倒くさくはないな。 僕の目は強く潤んでいる。 君の手が僕を目指し光る。 僕の目は強く潤んでいる。