あなたの頬に伝い落ちる 涙の訳を知っているよ 独りぼっちに耐えられなくて アナタは僕のそばにいるんだね その胸に抱えたすべての痛みを 包み込むような そんな存在で僕はいたいのに また今夜も アナタの涙を月明かりが照らす こんなにも こんなにも 長い口づけを交わしても 二人のその間には また嘘が積み重なっていく ひどく大きな傷跡 隠し持っているんだね きっとアナタは 誰かを深く愛してしまった記憶を 今も消せずにいるんだね 本当は知っているよ そんなこと全部 胸が痛むけど 僕は信じるよ 悲しみはきっと 朝の訪れが夜をさらうように 静かに消えていく こんなにも こんなにも 深くアナタを愛せるから 何度となく重ねた嘘 それはいつか形を変えるだろう 変えるだろう 真実に やがて訪れる春を待つ 蕾のようなアナタと僕の日々 だから今は だから今は 何も言わなくてもいいんだよ 重ねた傷 落ちた涙 それもいつか形を変えるだろう 変えるだろう 幸せに