拝啓 君に宛てた手紙を書いているよ そういえば初めてだな たまには悪くないだろう 君が思うよりも元気だぜ 気にかけてくれてありがとう 今度このまちにおいでよ 見せたいものがあるんだ 僕らは無力で 何も言えないまま 誰を守ることも出来ずに 生きるってことが 命ってものが ひどく儚くても ずっと このまちと見てた夢の続きをもう一度見よう もう一度あの夢を 僕らは もっと 昨日よりも今日にもっと 喜びを探すだろう 道のりは遠くても このまちと夢を見よう 三春の滝桜や 真夏の浜通りや 紅く染まる秋の山 白銀の冬景色 傷は痛むけど 過去は消えないけど 何も終わってなんかいないさ 生きるってことは 命ってものは こんなにも綺麗だ ずっと このまちと生きた日々の 続きをここで生きよう 何かを残せるだろう 僕らは ずっと 過ぎてく日々の中 そっと古里に想うだろう 未来が不確かでも このまちと夢を見よう ずっと 考えてみたけど きっと答えは単純だな 「もう一度このまちと」そうだろ ずっと この先何が起きても 死ぬまで信じてるぜ 諦めてなんかいないぜ このまちと夢を見よう