幻実

歌詞

嘘ばっかだな 誰が救ってって言ったっけ 目隠し・耳栓（欺瞞製）つけさせて 守られた無垢な様子 ああ “教師あり”前半 後半は怪我したって知らんよ だ 答えより示しが合うようにしよう どうでしょう 誰か採点を早く 貝塚みたいな法が蔓延っていたのさ 想いを入れて運ぶだけの箱だろうに どうやら慈悲が要る 重い鎧の大半の中身ほぼ水分で 辣とお砂糖とお酒を適量で 一晩寝かせて 塩っぱくなっていた 気がつくまで 気が済むまで 確かめたくないもの 確かめないようにしよう それで 気づいたあなたが傷つくことを ”優しさ”とか言うの 許してね 買い戻す快感 不快感の買い手はないが 詰め込んで希釈してお腹膨れても まだまだ苦しそう ああ、話し足りないか 出し足りないか そいつは手一杯みたい むしろ誰かより苦しそう 在庫持って安売りしてきて 発行した願い・誓いは音声になって 軽くなった 太古の光が眼の奥で頭痛に変わって もう一晩寝かせて忘れよう もったいないね 日が沈む鐘 気が沈む鐘 今日もあの子の役に立ったの? それで 振り向いたあなたが目を 逸らすことを ”虚しさ”とか言う 触れたとこから痣になっていく 惨憺たる結果 どうしようもなく ひとり 救うつもりが仇になっていく 愛憎波打って 広がった頃には飽きた ああ 嘘ばっかだな 誰が救ってって言ったっけ 嘘の箱に何があったのかも 知らないで浸る感情論理に 綻び一つも認めないなら もうそれでいいと思う 近づく果てに気がつくまで 目に入れたくないもの 目に入れないようにしよう それで 見えてしまったあなたが縋る記憶で ”優しさ”とか言うよ 許してね 苦しいね