これ以上きみに近づけば きれつの奥から滲み出す 感情したたり落ちて 足を滑らせて 溺れる水溜り 始まりはこんなふうで 痛みと眩暈 きみなる光のまえに怯える弱き声 恋枯れやがて愛の水深く 美しく詠え 溶けあう苦くて甘い夜 微笑みほころび残酷な 言葉で愛を語る きみの唇は ぼくの名前を呼ばず 時間にしがみついても 置き去りになる つづらの内に朽ち果て声無き 砂となり 永遠を詠うきみ その光遠く まほろば夢を見る あかつき 忘れえぬ花香り 叶わぬ想いを弔う 優しい声 きみなる光のまえに怯える弱き声 恋枯れやがて愛の水深く 美しく詠え つづらの内に朽ち果て声無き 砂となり 永遠を詠うきみ その光遠く まほろば夢を見る 美しく詠え まほろば夢を見る