長く降り続いた雨は 終わりを迎えた 今までの日々はまるで 無かったかのようだ 君は今どこで 何をしているんだろう 口にしてみても 僕にはどうにも ならないことばかりさ それでも、僕は ああ、雨は上がった 季節も変わった 靄越しに見えたのは きっと君の街だ あの時君が 何を言ったのか 今となっては 分からないけれど それでいいんだろう それでも、僕は 手を振る君を 急に思い出した いつか必ず会える そう思えるような日だ ああ、雨は上がった 低気圧も去った 今ははっきり見える あれは君の街だ 君が生まれた街だ