風がほどいた 花びらひとつ 行き場のない想いに 触れた気がした わがままで 意地っ張りで うまく笑えない日もあって 負けず嫌いで 強がるくせに 本当はすぐ くじけそうで こんな私を どうして 見捨てないで いてくれるの 伝えたいのに うまく言えなくて 言葉は空に ほどけていく さくらの下で 立ち尽くして ただ 泣いてしまうよ ねえ こんな私でも そばにいていいのかな 大雑把で 子供みたいで 何度も同じことで転んで おっちょこちょいで 気分屋で 自分でも 嫌になるけど それでもあなたは 変わらずに 優しく 名前を呼ぶ 届かなくても 伝えたい想いが 胸の奥で 溢れていく さくらがそっと 舞い落ちるたび 心が ほどけていく ねえ こんな私を 全部受け止めてくれるの 何もできなくて 言えなくて それでもここに いたいって 思えたことが 少しだけ 嬉しかった 伝えられない 言葉のかわりに 涙がすべて 教えてる さくらの下で 震える手を あなたが 包み込む ねえ このままでいいと そっと 笑ってくれた 花びらが 涙に溶けて 春が やさしく揺れていた
