誰よりも鮮やかに 目映く柔らかな光 触れられぬ程に 遠すぎる人とは知りながら 「でも」 流れていく刹那に 叶う願いがあるならば 貴女に逢いたい ゆらゆらと美しく儚い夜に・・・ 視線が求める先に 変わらぬ笑み湛え 闇を照らす月のように 唯一つの煌めき 叶うはずもない心を潜めて 手を伸ばすふりをして 今哀しく歩き出す 誰より鮮やかな色で 目映く柔らかな光 触れられぬ程に 遠すぎる人とは知りながら 「でも」 流れていく刹那に 叶う願いがあるならば 貴女に逢いたい ゆらゆらと美しく儚い夜に・・・ 敗れ去る時は近く 背中を打つ雨が 痛みを連れてくるように 胸に沁み込んでいく 「想いだけは誰にも負けはしないと 嘆いているだけの僕は 臆病者でした」 戦いで奪えないのも 諦めを選ぶ覚悟も 解っているさ 貴女には似合わない男だから 「でも」 未だに振り切れない 月明りを纏いながら 見上げた空に 繰り返す願い事は夜に溶け 行く・・・ 誰よりも鮮やかに 目映く柔らかな光 触れられぬ程に 遠すぎる人とは知りながら 「でも」 誰も見た事の無い 目も眩む程の景色を 貴女は誰と見るのだろう? 美しく儚い夜を・・・