考えぬいて過ごした時間の先に待つ 私の嗜好とあなたの虚空 相容れない少しも 淘汰されない脳内のしもじもと 愛おしいもの 基盤にされたそれぞれの優先順位と 交わらない自分なりの努力は 当然宙に舞う 仕方がないと諦めながら 11本目の指で必要のないものを 抑えこんで満たされた私が受ける 愛と注意と喝 わだかまる僕らの都合 ただよう それとなく 過ぎていく 時間軸 その中で 解決することはなく うわつく それすら嬉しく 思う 許された気になる ざわつく 心の奥 過ぎていく 時間軸 その中で 解決することはない ありえない 笑えない 話したいことが たくさんあるよ きみにあえたら 夢で逢えたら おなかがすいたら ごはんをたべるように 心も満たせたら いいなあ いいな 正解とか 不正解とかひとたびわからくなり たちまち我に返り ひどく棘ついた心で 誰かを罵倒して また間違える 正解とか 不正解とかひとたびわからくなり たちまち我に返り ひどく棘ついた心で 誰かを罵倒して また間違える わたされた 答案用紙に中身のない想いを書き 連ねて 気が向いた方へ飛ぶように願いを 込めて作る紙飛行機をいつも通り 丸めて投げ捨てた 状況次第で異なった歩み寄りを 試みて産まれる空歩きに差し 伸べられた手の向こうに広がる海を 見る 話したいことが たくさんあるよ きみにあえたら 夢で逢えたら おなかがすいたら ごはんをたべるように 心も満たせたら いいなあ いいな 話したいことが たくさんあるよ きみにあえたら 夢で逢えたら おなかがすいたら ごはんをたべるように 心も満たせたら いいなあ いいな 一体どれほどの馬鹿になれば気が 済むのか どこまでいっても 終われないのならいっそ 気が済むまで馬鹿になりたい そうしてまた、叫び出すのだ