「泣かない」と決めた 宙を捨てても あの日の行先を 書き残したノート 語ろうよこの夕立のふもとも 濡れたままのアスファルト かすんで見えている つぶやいて つぶやいて つぶやいて…。 つぶやいた この思いが移ろふ 季節さえ巡って 不揃いの足跡も 振り返らずに歩いた またいつか この声を掛けて 届いたならいいな どうか、天空を上げ出したリズム 離れない様 忘れないで居て また通過する歩道橋が あの時を見おろして いま消えかけの街灯は また明日を照らそうとして 陽が落ちる 急ごう この音を…。 つぶやいた この思いが移ろふ 季節さえ巡って 不揃いの足跡も 振り返らずに歩いた またいつか この声を掛けて 届いたならいいな どうか、天空を上げ出したリズム 離れない様 忘れないで居て