最後の色は鮮やかで 確かに覚えている 思考が遊泳する 綺麗なままに縋っていた ずっとそこで息継ぎをして 最低だな、なんて言葉が 宙から溶けていく 怖がって見せたのは 騙すための顔 他人のままでいれば 居なくなっても 気づかないでいた この感情に 何事もなく過ぎる日常に 呆れていた 殺した感情の波に溺れている 綺麗なままに縋っていたかった もう息継ぎが見えない 最低だな、なんて言葉が 宙から弾けていく 偽って魅せたのは 騙すための顔 生まれてしまった愛情のせいで 惜しくなっている 無償の温もりはもうない 何も信じられない 何も信じられない 何も、何も、全部 消え去ってしまえ 何も信じられない 何も愛せない 記憶まで、消し去ってしまいたい