線路ごしのあの人 走る電車の窓 ゆれている影 あれからどれくらい たったんだろう あきらめられなかった青春の影 だんだんと 夜が首をしめるよ コーヒーのように 闇に溶けていく どこか遠くへ連れてってよ 眠る街をとびだして まぜて ちぎれて こわされて 散らかしたままの 過ぎた日々だから ほんのすこしの涙と あきらめだけが残る 夜更けの街に だんだんと 夜が僕をせめるよ 朝がくる前に 手紙をかくんだ 走れもうすぐ夜明けだぞ くらやむほどのやさしさに 胸はいたむけど だから だからさ 願うのは 夢はいらない 君がほしいよ どこか遠くへ連れてってよ 眠る街をとびだして 夢の外まで 夜のむこうまで