少年は宇宙船から生まれ故郷を 見ていた 一面 砂に覆われた惑星を 少年は小さなシャベルを持って 惑星に降り立つ 生きている者は誰もいない 雪のような毒の埃が舞う 足跡を確かめるように 少年は星を探索する 忘れられない 思いもたくさんあるだろう ガスマスクは外せない 見慣れた町は灰の中 少年はさらさらに乾いた土地で 彼女の死体を見つけた 骨になってわからなかったけれど 僕がプレゼントしたペンダントを 握りしめている 記憶のなかにあった 彼女の面影はすでに遠く 塵となって荒野に舞い上がる 少年はシャベルで穴を掘る 彼女を埋めてあげるために 少年は彼女を置いて逃げてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった ひとり生きながらえてしまった