Track byrinri
例えば僕らの見てる色が違えば、 全部夢だと思えたのに、ずるいな。 言葉にする度、 溢れる痛みを知っていた。 いつか会えたら、 笑わないで聞いてね。 例えば僕にも君のことが見えたら、 よく似合う花、 選んであげるのにな。 言葉を吐いたら、 呑み込めないと分かっていて、 不意に出たのは、 棘のようなそらごと。 この小さな光に何度君を重ねても、 戻らない日ばかりが浮かぶ。 連れてってくれないの。 行かないでくらい言えば良かった。 果敢ない火の温度は覚えてるまま。