駅前にたたずむ君は 見慣れない服を着てる 何気なく差し出された鍵 ポストでもよかったのに なにか言いたくて なにも言えなくて 笑う 遠ざかる背中はもう振り 向くことはない はぁ、 恋は夕まぐれ これで最後のお別れ 沈む夕日に細長く伸びてく影に 金木犀が 微かに 微かに 微かに ベランダで引いたプルタブ 薄い月に君を重ね どの日がどうなって この日を迎えたのだろう いつもそう なぜかほんの少し間に合わない あぁ、 秋の夕まぐれ つないだ手が冷たくて はらり 落ちた葉をよけて踏み合う影に 夢を見ていた 確かに 確かに 確かに 吹き消すように風は明日へと はぁ、 恋は夕まぐれ これで最後のお別れ 沈む夕日に細長く伸びてく影に 金木犀が 微かに 微かに 微かに 静かに
