ドキドキさせて

歌詞

君の着信音が鳴った 画面から目を逸らせずに 持ってたパンもお惣菜も 夢の中 カゴの中 慌てて耳を押し当てた コンマ1秒間に合わない それだけで 世界が終わってしまう気がした 孤独へと追い返される道 助けてはくれない街灯 ”誰でもいいから相手になって” 知らないフリをしていてね ドキドキさせておくれよ 目の前で君の生を感じたい ドキドキさせておくれよ 何もない私のなんかにくらい なってくれないか 君の着信音が鳴った 真っ暗な部屋に灯った 顔色も伺えないまま 夢の中 腕の中 そっと顔をうずめた 髪のにおいが懐かしい それだけで どうでもよくなってしまうんだ 知らない町の空気に従う 触れる触れないのにらめっこ お願いだから桃色を隠して 気づかないフリをさせてね ドキドキさせておくれよ 作り物の色恋沙汰のように ドキドキさせておくれよ どこにいたって思い出すのは 君がいい なんて思いたい なかったことにはしないでね 新しい気持ちを塗り替えないでね 商店街の曲がりかど 自転車に貼られた赤い紙 冷蔵庫の奥にしまい込んだはずの はずの ドキドキさせておくれよ 目の前で君の生を感じたい ドキドキさせておくれよ 何もない私のなんかにくらい なってくれないか