堂々とした風格の君は いつの間にか揉まれて消えていた 純粋だとかバカにすんのも いい加減にしろ 悔しくて泣いた 食わず嫌いが得意になる ドーナツがドーナツらしかった頃 自分は自分、他人は他人 それだけのことが難しい 今シーズン初のあったかいだ ピリついた皮膚についほころんだ 「どこでもいいよ」 次に口走る 「いい意味でね」は なにを守ってる 酸いも甘いも得意になる 長靴が長靴らしかった頃 あの水溜まり飛び越えて いつでも戻れるのだろうか なんにでもなれるのだろうか 私たちにはなにもない 私たちにはなにもない 私たちにはなにもない 天才的な神様じゃない。
