片隅にある その空気を含んだ光は ずっと何か探している ひらひらと舞う蝶の様だ ここで教えて、 私の在り処を ここで探して、 貴方の香りを 日が沈む前に帰らなきゃいけない 暗くなれば会える場所で、また 夢であれば、この心の全てを 風に運んで伝えられたらよかった 温度が肌に 揺らぎを打つ間に過ぎ去る そこでまた落ち合う 目処も立っていないのに あなたの夢を見た なんとなく分かる跡があった また繰り返し探した、探した 拒まれても忘れられない 空気が呼び起こす また、会える気がした 視界は霧がかった 遠く声が聞こえた、気がした この夜を越えれば 幻想を辿って 日が沈む前に帰らなきゃいけない 今日ここで焼き付けた、この目を 夢でなけりゃ、 記憶のかけらの全てを 声を聞いて追いかけて 大切なものは側にあること 離さないでって此処に留めない 振り返ればきっとそこにはもういな い だから私は、最後にする 手を包んでいて
