眠い退屈授業窓の外見れば 赤くなった街路樹が 風に揺れながら 手招きをする 誰にもばれないように こっそり抜け出して 暗い階段登れば 重いドアの隙間から なぜか見えた君の姿 学校の屋上がなぜか 心地よくてさ 誘われるように 二人吸い寄せられて 恋なんて知らずにいた 友達のはずの君の笑顔が 秋風に吹かれた瞬間に 何かを変えて 僕の心通り抜けた 何度も教科書に 描いた似顔絵 どう見ても似てないけど ページをめくるほどふくらむ想い 3階の窓から誰より先に 門をくぐる君を見たくて 少し早起きしてた これが恋なのかな? 苦手な国語辞書広げて 下手な手紙を書いたよ タイミングつかめなくて 渡せなかったけど 恋なんて知らずにいた 少し大人だった君と二人 同じ空見上げたあの日は 誰にも内緒だよ 何だかくすぐったいね 廊下ですれ違う時にはいつも なぜか声が出なくなるんだ 君は何を考えてるの? 意識するほどぎこちなくて 制服姿の君しか知らない 僕は友達の前じゃ いつも君のことが 邪魔な振りをした 恋なんて知らずにいた 友達のはずの君の笑顔を 秋風に吹かれて思い出す 揺れる髪と 二人見上げたあの空