この恋は“永遠”だと君は言う 嬉しそうに 僕はただ笑うことさえ出来ずに 壁に凭れて 薄汚れた部屋 窓の明りさえ届かない 二人は違う空を読む…今日も 人混みを気にせずに抱きしめると 困ったように 突き放す君の腕が許せない 見失いそうな距離に怯えては 言葉一つさえ気にかかる はしゃいだ君の理由もなく憎む僕は 例えばこのまま 二人に別れの日が来たら… いつでも不安の波に 飲まれもがき続ける 逢う度に触れたがる僕にいつも 「何故?」と聞いたけど それならば 君の話す“明日”には 何の意味がある? お願い二人がいる この瞬間を見つめて 全てを投げ出してしまう前に 並んで泳ごう 荒れた海で逸れないように 笑顔を歪めて もっと強くしがみついてくれ 例えばもし君が 誰かに抱かれる日が来たら… 優しい笑顔も 明日さえ嘘になるのだろう? 例えばこの恋が 永遠だと思えるのなら 行き着く場所など もうどこでも構いやしないさ