いつか見た夢の続きをそっと紡ごう そういつか話した私語 あの詩ごと何処かに仕舞ってもう 駄目になっていると思う 朝になっていつも思う この旅は彼此もう自意識を持ち 出しているだろう リアルに光るうだる熱線 旋回する現代に身を委ねたり 明快に面食らい息の根揺らいだり 生活の綻びが愛おしくて 直視できない 痞える胸の遣り場がないほど いつか聴いたレコードのクセを 今でも覚えているよ 決まったところで針が飛ぶことも その度代わりに歌うあなたも 荒んでいる街並みを眺めて宥めて 透かして見る 傷んでいる其々の宇宙 特別な言葉なんていらないから さして意味の無い代わり 映えしない日々の中で 生活の綻びが愛おしくて 直視できない 痞える胸の 遣り場がないほどの 確かな意識を私に向けて笑いかけて