逃げ出したくなる夜に 流離うキャデラックに乗り 壊れてほどけたフィロソフィー 忘れて走るライト 夜が明ける前にそっと 重なって 焼け落ちて 偽りなどない細胞 疑って 持て余して 先天性の感性もとい 流動体の記憶を辿り 彩ったはずの瞬き あの空を裂いて消える あの星に目もくれない 醒めない夢の中で 青い光を纏って 降りしきる雨のように 風に舞うライラックが 乱反射 繰り返して 散っていく 後天性の完成求め 流動体の時間を掴み 彩ったはずの瞬き あの空を裂いて消える あの星に目もくれない 冷めない熱の中で 青い光を纏って 降りしきる雨のように 風に舞うライラックが 乱反射 繰り返す 逃げ出したくなる夜に 流離うキャデラックに乗り 壊れてほどけたフィロソフィー 忘れて走るライト