盾を捨てたこと 不思議なくらい覚えてるけど 新しい庭で もう一度 拾い集めていいかな 滲んだままを書き留めたら 誇りも 散らかった昨日までも 怖かったはずの明日も 境界は消えた 1人のグラスで瞬いた そのイリデッセンスで彩って 建前の裏で眠ったあとに また光りだして 生きる宝石よ いずれ消えるけど と笑って信じ抜く あなたは震えた手で 星を呼ぶ庭を作っていた 欠けて思い出した 光の音 昔に無くした仮面たちも 二度目の未来までも また創り出せる 知らないグラスでふらついた時 忘れたとつぶやいて 続く人の道 目もくれずにそう 照らし迷って 注ぐ不可思議よ あなたのグラスで煌めいた そのルミネッセンスで貫いて 海と石を漂うクラゲになってまた 月のように隠れたり笑ったり 時に射抜いてみせてよ