初めて手をとった日は 作法も知らなくて よろけて味わう 君の光 新しい靴が痛いと 苦しい嘘ついて 僕には早いねと 笑って 僕らはそれぞれ見つけたもの 持ち寄り、語り合い 二人で踊ろう くすみきった昨日も 優しく凪いだ夜に 放り出してごらんよ 覚えてるかな 虹の蜘蛛の話を 重ねた手の向こうに 心が透けるよ 朝日が昇り始めて 魔法も切れちゃった こっちを見ないでよ またね 僕らはそれぞれの魂を 見つめて分かち合い 二人で踊ろう わからない明日も 記憶の粒の海に 混ざって光った 知らない灯り 忘れそうなジョーク 甘く溶け合うように 頬伝う闇