窓を開けてそこに立てば 頰を撫でるように流れた 擦れた心を包み込むようなそよ風が 部屋の隅まで手を伸ばす 喉の奥まで立ち込める 溜まってた幽愁が綻んでいく 歩く身体に少しだけ 音を立てながら近づく 見えない姿の風を側に置いていた 捨てるあてもない気持ちを 道連れに空に呑まれる あふれる空気を飲んで止まった 運命を連れてったあの日も この拾った人生も 壁を前に目を背けていたいと 思うことくらいあるだろな そのくらいなんだ 散っていく花は夜に消えてく 夢を背負っている僕たちは 時を待っている何処かで 揺蕩ったままで全て 迷ったままの息を 吐き切って吸ったら 世界と心の隙間で袖を揺らした 切ない気がしなくもない 日が暮れていく空に向けて 手を振って 窓を開けてそこに立てば 頰を撫でるように流れた 擦れた心を包み込むようなそよ風が 部屋の隅まで手を伸ばす 喉の奥まで立ち込める 溜まってた幽愁が綻んでいく 目の前を過ぎる花びら 肌に馴染んだ色を変える ちょっとした想いなんかを 今馳せている 景色が元に戻るのを 待ちながら空を見つめる あふれる空気を飲んで止まった 運命を連れてったあの日も この拾った人生も 壁を前に目を背けていたいと 思うまで足を伸ばして 仄暗い道を行こう 花は夜に消えて また咲き誇って 夢を背負っている僕たちは 時を待っている何処かで 揺蕩ったままで全て 迷ったままの息を 吐き切って吸ったら 世界と心の隙間で袖を揺らした 切ない気がしなくもない 日が暮れていく空に向けて 手を振って