Track byゆうさり
雲が裾をひきずって きみのほうへ あめふらす ああいま ひらく傘の弧は 目を遣れば 窓の針目は伸びていく それをみんなのみこんだ あなたは長雨のひかり きみの書き残しのよう 細い月が煙突に からまって ほどけない いちにちは端から燃えて 鐘きいて さようなら 目を遣れば 影のあわいは滲みていく それをみんなのみこんだ あなたは