Track byゆうさり
よみほどいて、朝の水脈を 透きとおる 呼気のいろ 飛んでいく あなたの 喉の奥で 静けさがいま爆ぜる みた夢も ひび割れる 明けゆく まだ待っている 小さいへやで いつか めぐり 肺をでる ふるえをほどき あなたにいえるまで 指の先を 瞼の背を 最初の光が 貫いた 見開いた 目と目は あなたの中の うずまく潮が こぼれぬようにうるんでいる まだ待っている 眩しいへやで いつか からり 転がって その結晶を ききとるために いま