シガーキス 私に火を付けた 熱い想いが加速する 淡いこの夜更けに消えていく 最後の一本に口づけた あなたに抱かれた夜は 救われたのです 裸に染み込んだ不安な残り香で 煙に巻かれた恋は行方知らずの 昔失くした愛によく似ていた カートンごと買い貯めた あなたの好きだった味の 私に合わない 少しキツめのメンソールで あなたに会えない哀しみを 紙に包んで燃やす 焼き付いた横顔が 胸を締め付けるから シガーキス もう一度火を付けて 熱い想いを口走る 苦いこの味を忘れたくない 最後の一本に口づけた 泣きそうな私を横目に さよならを白く濁らせた 孤独が充満した部屋で 消えていく 消えていく 最愛も最低もいつまでも あなたのままなら どれほど幸せでしょうか 永遠より長いキスをしてた あなたにとっては一瞬だったのかも あなたにとっては それだけだったのかも シガーキス 私に火を付けた 熱い想いが加速する 淡いこの夜更けに消えていく Ah がらんどうの心を満たしてよ つらいだけの恋は嫌 苦いこの味に溺れていく 最後の一本に口づけた 私の恋はまた燃え尽きた